ラズベリーパイで作る車中用熱中症防止システムの紹介 ( IoT システム導入)
車中用熱中症防止システムを ラズベリーパイ2台で IoT 自作してみました。今回のブログで、そのシステム内容を紹介します。前回までの定点観測(外気温湿度編、車中温湿度編)では、温度や湿度のデータを取得してサーバに保存・管理することでした。さらに、これらを発展させて取得したデータを元に、ブザーを鳴らすシステムを構築しました。今回は、2台のラズベリーパイを使用します。車中用熱中症防止システムのシステム概要は以下です。
システム名: 車中用熱中症防止システム
車の中の温度が 40度を越えたら異常と判断し、インターネットを通じて遠距離な場所へリアルタイムに通知します。
ラズベリーパイ A (Raspberry Pi A)
温湿度センサーを制御しデータを取得します。サーバにデータを出力します。
ラズベリーパイ B (Raspberry Pi B)
サーバにデータを出力されたデータを監視します。ある条件になったら、ブザーが鳴るようになります。
さて、ここから車中用熱中症防止システムのデモンストレーションをします。
ラズベリーパイA を、車中温湿度と同じように車の中に設置しています。一方、ラズベリーパイB は屋内で設置し、その画面を撮影した動画2本をご覧ください。これで車中用熱中症防止システムの稼働状況が一目瞭然で分かります。
車中が「40度超え」のケースです。
次に、車中が「40度以下」のケースです。
ここで紹介した車中用熱中症防止システムは、いわゆるマシンツーマシン(Machine-to-Machine, M2M)と言われ、人間を介さないシステムとなっています。さらに、インターネットを通じて複数のシステムで連携することで、利用付加価値が向上しています。これこそが IoTの醍醐味ですね。(^^)
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