CCB (変更管理委員会) がないと、ブラック企業?

プロジェクトは計画通りにいくとは限りません。

むしろ、プロジェクトは計画通りにいかない場合が大半なので、プロジェクトにはマネジメントが必要だと考えるべきでしょう。計画通りにいかない場合、手法やプロセスの変更、日程や予算の計画変更等のさまざまな対処があります。場合によっては、成果物を変更することもあります。しかし、その場合、自分勝手に計画や成果物を変更することはできません。プロジェクト全体を俯瞰して意思決定権を持つ CCB (Change Control Board) へ変更内容を申請しましょう。決して、自分一人で握り潰してはいけません。

CCB (変更管理委員会)

CCB (変更管理委員会)

このように、第三者の承認や判断を伺うことが大事なのです。赤信号、みんなで渡れば怖くないという感じでしょうか。私の経験から、プロジェクトにこのCCBが設置させているかされていないかで、そのプロジェクトのマネジメント力や組織力をある程度判断できると考えています。というのも、私はCCB を設置していないプロジェクトに参画したことはありますが、それは非常にタイトな仕事でした。今流行りのブラック企業やブラック組織といったことでしょうか? 計画の変更もできず、また対応策の裁量も委譲されていません。その結果、それをやり抜くど根性と、やりきれない批判の嵐に耐えうる精神力で耐え凌ぐことしかできませんでした。このようなケースでは、プロジェクトが失敗するまでは何も報告が回ってこないので、計画通りの成功か失敗かの2択になります。このような事態は避けるため、とりわけCCBは困った時のご意見箱のようなものです。

CCBはご意見箱のようなもの

ご意見箱

ちなみに、CCB と言えばココナッツボーイズと思い浮かべますが、よく間違えるので気をつけましょう。特に40代以上の方は。

CCB (ココナッツボーイ)

CCB (ココナッツボーイ)

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