プロジェクトの作業工数について
プロジェクトの作業工数(要員数)については、以下のように実行プロセス時を頂点とした山型となっていることが理想です。
ただし、このケースは、用意周到な立上や計画による事例です。以下の2点が特徴的になります。
- 終結に向かって要員数を削減している。これは、プロジェクトの山(ピーク)を過ぎて残作業が見えている(プロジェクト後半がクルージング体制)ことになります。
- ステークホルダーの影響力が時間と伴に減少しているのは、ほぼ予定通りでプロジェクトが進み、ステークホルダーとの関係は進捗報告ぐらいではないでしょうか。
炎上しているプロジェクトになると、こうはいきません。ステークホルダーの影響度が増加し、進捗報告以外にも想定外の決済を要求する等、余計な仕事が発生してしまいます。さらに、リスク要因が増加すると、想定外のステークホルダーが出現して、プロジェクトの作業どころか、ステークホルダーとの関係修復が主業務になっていくかもしれません。このような致命的な状況に陥らないように、用意周到な立上や計画を心がけましょう。詳細な情報がなくても仮計画を実施して、常にリスク・マネジメントを実施しておきましょう。「最悪の場合はプロジェクト撤退もできる」ことが肝要かと。
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