待ってました。バッテリーレスの IoT デバイス (スマートファクトリー Japan2017)
今週、東京ビックサイトでスマートファクトリー Japan2017が開催されていましたので、視察してきました。そこで、あったらいいなあと長年思っていたデバイスを見つけました。 なんと、それはエレクトレット振動発電器というもので、振動エネルギーを電気エネルギーへ変換しています。つまり、半永久的なバッテリーレスのモジュールとなります。
これにより、センサーデバイスへの電源用配線や、ボタン電池のバッテリー切れの心配がなくなりますので、センサーを取り付ける設備や環境にかなり自由度が広がることは間違いです。例えば、電車の車輪とか取り付けて、車輪の保全点検等に使えます、等と説明員が説明してくれました。なるほど、車輪の振動そのもので電源供給されるとは、なんともすばらしいアイデアですね。IoT (Internet Of Thing)では、センサーデバイスからのデータが重要なファクターとなります。そのデバイスには電源と無線がどうしても不可欠で、それがなければ単なるThing となります。「冷蔵庫、電気がなければただの箱」という具合ですね。
この物理的な取り付け制限環境を、このエレクトレット振動発電器が見事に解決しそうですね。益々 IoT が発展していきそう、一時的なブームでは終わらない予感がします。
PS
展示場では、その他にいくつもの無料セミナーやパネルディスカッションも開催されていました。ほんと盛況でしたね。あるパネルディスカッションでは、大学院時代にお世話になったM先生がモデレータ役を務められていました。パネラーの方は、省庁、大学、民間と三方各々の考え方やアプローチを大変分かりやすく補足していましたので、あっという間の90分でした。もっと詳しく内容が知りたいと、ワクワク感が一杯で家路に着きました。流石 IoT で引っ張りダコの先生は違いますね、と改めて敬意を表します。m(_ _)m
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