思ったほど簡単にデータは取得できない。(裏の苦労話)
IoT にとってデータ取得は欠かせない要素です。このデータが取得できてこそ、データ分析が可能となり、IoT モデルがステップアップできます。モニタリング -> 制御 -> 最適化 -> 自律化 と展開していきます。しかしながら、このデータ取得は意外に難しいものです。今後センザー技術が高度に発展したとしても、データ取得やデータ収集は必ず課題となってきます。
その一例を紹介します。
この度、ラズベリーパイで定点観測(外気温湿度編、車中温湿度編)を実施しました。
何気にうまく観測できているように報告していますが、何を隠そう色々と苦労しました。
1度ならず、2度、3度と定点観測を繰り返しています。実際に定点観測すると色々と
以下のようにデータが null となって取得できいないトラブルが時折発生しました。
色々調査したところ、温湿度センサーのデータ線にプルアップ抵抗を付け忘れていたのが、主な原因でした。センサー仕様書をいい加減にナナメ読みして、適切に設計していなかったようですね。(- -);
センサーの仕様書にある推奨回路通りにしますと、問題なく稼働しデータが安定して取得可能になりました。部屋の中での短時間だと、ナナメ読みレベルでもトラブルが発生しませんでしたが、野外環境でかつ長時間のような過酷な環境だと許容してくれません。安定的にデータを取得するには、センサーの仕様書を隅々まで読み込んで適切に回路設計する必要があります。
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