人気のトイレはどちらか? フォトセンサーロガーで数値測定!
前回、フォトセンサーロガーでトイレの稼働状態を見える化しました。
フォトセンサーロガーで自宅待機中の光熱費を見える化しましょう。
今回はこれを応用して、トイレの人気ランキングを調べてみます。実のところ、我が家にはトイレが2つあり、それぞれ1階用と2階用に分かれています。私の感覚では、
- 平日の出勤や通学前の忙しい時、
- 就寝前や寝起き時、
- 休日のくつろいだ時
等、それぞれの時間帯によって利用場所が変わります。
しかし、家族の中には、どんな場合でも「2Fトイレを利用」と固執している人もいます。 さて、実際はどうしょうか? 調べてみました。
そこで、やはり IoT デバイスの登場です。人間の感覚も重要ですが、数値的な分析も必要ということで、私がラズパイで開発した フォトセンサーロガーで調べてみました。調査実施期間は1週間で、以下のような観測結果になりました。
場所 | 1Fトイレ | 2Fトイレ |
観測時間 | 10,080分 (7日間) | 10,080分 (7日間) |
利用時間 | 223分 | 425分 |
利用率 | 2.21% | 4.22 % |
よって、トイレの人気ランキングは、以下
- 2Fトイレ (利用率 4.22%)
- 1Fトイレ (利用率 2.21%)
ということで、2Fトイレのほうが人気がありますね。それも利用率が約2倍となっています。
どうでしょうか、データ(数値)があれば説得力がありますよね。
これは、製造現場での改善でも同様な事が言えます。なので、現場改善には、工程の担当者のヒアリングだけでなく、データ(数値)を測定するといいですよ。(^^)
また、この数値を見て別の気付きがありました。1Fと2Fの両利用率を足し算しても、6.45% です。この数値から、「そもそも我が家にトイレは2つ無駄であって、トイレ1つでも十分だ」という人がいるかもしれません。
私としては、この判断や論拠は早計だと思います。確かに、トイレの利用率から考えると十分に賄っています。しかし、そもそもトイレ需要は緊急性が高く、朝の時間帯は非常に混み合っている現実があります。すなわち、人間の生理的現象はなかなか平準化できない別の根本的な問題があるでしょうね。 (^^);
データ(数値)を測定すると、色々な気付きがあります。
参考情報 |
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