待望のラズパイ4 64bit OS がリリース
以前のブログで、ラズパイ3vsラズパイ4 UnixBenchによるパフォーマンス評価編 を紹介しました。今回はその続編です。この度、ラズベリーパイ 64bit OS が公式にリリースされました。 バンザイ \(^o^)/
そこで、現時点でのラズパイ4最上位クラス 8GB に、その 64bit OS をインストールすると、どのくらいパフォーマンスが向上するのかを測定してみました。
System Benchmarks Index Values | ラズパイ4 INDEX 4GB (32bit OS) | ラズパイ4 INDEX 8GB (64bit OS) |
Dhrystone 2 using register variables | 3514.0 | 6284.4 |
Double-Precision Whetstone | 1740.3 | 2293.4 |
Execl Throughput | 605.2 | 1120.0 |
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks | 434.0 | 1778.1 |
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks | 275.4 | 1355.6 |
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks | 938.0 | 2234.5 |
Pipe Throughput | 276.9 | 634.9 |
Pipe-based Context Switching | 285.2 | 348.4 |
Process Creation | 395.8 | 709.2 |
Shell Scripts (1 concurrent) | 1328.0 | 1940.8 |
Shell Scripts (8 concurrent) | 1246.5 | 1794.2 |
System Call Overhead | 1237.0 | 419.8 |
System Benchmarks Index Score | 739.1 | 1283.2 |
以上から、ラズパイ4 64bit OS は 32bitOS より 約 70%増 ( 1283.2/739.1 = 173.62 %)とパフォーマンスが向上していますね。この結果は大変な驚きですね。これならば、ラズパイ4最上位クラス 8GB の威力がかなり発揮しているのではないでしょうか。
今まで、β版しかリリースしていませんでした。ようやく待ちに待った 公式 64bit OS ですね。
そのため、Raspberry Pi Imager からもダウンロードしてイメージ作成できるようサポートされていますので、簡単に作成できます。その方法を紹介します。
まずは、 Raspberry Pi Imager を起動して「Raspberry Pi OS (other)」を選択して下さい。
次に、「Raspberry Pi OS (64-bit)」を選択すれば、簡単に作成できます。
インストール後に、"uname -a" コマンドで確かめてみましょう。
「aarch64」と 64Bit OS になっていることが分かります。
参考情報 |
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