フォトセンサーロガーで自宅待機中の光熱費を見える化しましょう。
新型コロナウイルス感染予防対策の一環として、テレワークや休校などで在宅勤務や自宅学習をしている方が多いのではないでしょうか?
私もそのうちの一人です。テレワークでは通勤する必要がないので、 平日でも有益に使える時間が増えるメリットがありますが、その一方で その分在宅時間が長くなるので、家の光熱費が上がることが懸念されますね。
そこで、我が家のトイレ稼働状況を IoT による見える化を行い、 光熱費の予測を試みました。 トイレは電気と水の両方を使用しますので、トイレの稼働状況が在宅の生活スタイルにそのまま反映とざっくり仮定しています。(^^)
この実証実験では、ラズベリーパイとフォトセンサーで IoT 自作した フォトセンサーロガー を IoTデバイス として使用しました。
このフォトセンサーロガーは、Python プログラムで稼働して1分毎CSV形式で センサー値を出力させます(以下、参照)。
時間 | センサー値 | センサー値の解釈 |
2020/3/22 21:39 | 5 | トイレ空室 |
2020/3/22 21:40 | 5 | トイレ空室 |
2020/3/22 21:41 | 2694 | トイレ使用中 |
2020/3/22 21:42 | 2656 | トイレ使用中 |
2020/3/22 21:43 | 2659 | トイレ使用中 |
2020/3/22 21:44 | 2645 | トイレ使用中 |
2020/3/22 21:45 | 4 | トイレ空室 |
2020/3/22 21:46 | 4 | トイレ空室 |
考察
この実証実験を1週間実施しました。その結果となるデータを分析したところ、3つのポイントが分かりました。
- 10,117分間中(約1週間)、トレイの使用時間は 426分でした。よって、稼働率は 4.21 % でした。
- そのうち、在宅勤務時間帯の使用が176分間でしたので、テレワーク前は
10,117分間中(約1週間)、トレイの使用時間は 250分となります。よって、稼働率は 2.47 % です。 - テレワーク前後で比較すると、トイレの稼働時間は、250分 --> 426分と約70.4%増となります。
この70.4% 増が、今回のテレワークによる光熱費の変動費(固定費を除く)増加分と想定できます。 結構な出費となって痛いかも知れませんね。
ちなみに、 我が家の場合、私以外に息子3人とも同じように 自宅学習しているので、これぐらい大きな差分を生む結果になったかもしれません。 だからと言って、「増加を抑えるためトイレを使うなら、外でやれ!」とも言え
えないですね。(冗談)
参考情報 |
IoT 自作に興味がある方は、「楽しい IoT 自作」 一覧へ